ウォーレン・バフェット ウォッチャー

"投資の神様"と名高いウォーレン・バフェット氏をウォッチするブログ。同氏がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社の動向と関連する情報をフォローする。

バフェットが語るバークシャー・ハサウェイ社の株の購入に当たっての注意

バフェットがCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社(バークシャー)の株購入シリーズ第2弾です。(第1弾はバークシャー・ハサウェイ社の株の購入方法 - ウォーレン・バフェット ウォッチャーをご参照下さい。)


バフェットはバークシャーの株を購入する際の投資家の注意点として、次の3点を2014年のannual reportの中で説明しています。


①自社株買い水準を少し超える程度の株価で買え!
②最低でも5年間保有する覚悟があるときに買え!
③借入をしたお金で買ってはならない!


1つずつ解説をしていきたいと思います。


①自社株買い水準を少し超える程度の株価で買え!


バークシャーは株価が純資産の1.2倍以下となった際に自社株買いを実行するルールを作っています。仮にバークシャーの株価が純資産の1.2倍以下となった時には、バークシャーが自社株買いを開始すると見込んだ投資家が、株価が純資産の1.2倍となるまで株を買い集めるので、結局瞬時に株価は純資産の1.2倍以上に戻ります。従って、投資家にとってバークシャー株を購入する際に最も現実的で安価なのは、純資産の1.2倍を少し超える程度の株価の時となります。(詳細はバークシャー・ハサウェイ社は買いか? - ウォーレン・バフェット ウォッチャーをご参照下さい。)


②最低でも5年間保有する覚悟があるときに買え!


株価は「短期的にみれば投票装置だが、長期的にみれば秤量機のように振舞う」とバフェットの師匠であるベン・グレアムは説きました。つまり、短期的には人気・不人気、短期的な成長性有り・無し、需給で株価は決まりますが、長期的にみればその企業の実力で株価は決まるということです。そしてバークシャーの実力に自信のあるバフェットはその長期を5年間と定義つけました。


実際に過去50年間でバークシャーの株を購入して、5年間株価が戻らなかった年は2007年だけです。


(バークシャー vs S&P 500 株価対比(1964年末を100とした場合)、出所:バークシャーのannual report 2014)


2007年の翌年にはリーマン・ショックが市場を襲い、バークシャーの株価も影響を受けました。リーマン・ショックの影響が凄まじかったのか、2007年のバークシャーの株価が過大評価されていたのかは定かではありませんが(恐らく後者です)、2007年末にバークシャーに投資した人は、5年を経た2012年末でも投資した時の株価を取り戻せてなかったということです。


但し、恐れることはありません。リーマン・ショックは「100年に一度の大不況」なのですから、確率論では今後50年間のどのタイミングで購入しても5年間株価が戻らないことは有り得ないということになります笑。


③借入をしたお金で買ってはならない!


過去50年間でバークシャーの株価が高値から半分程度になった回数は3回です。上述の通り、5年間を経れば株価は元に戻りますが、これを享受出来るのは株を購入した代金が自身の余裕資金であった人だけです。なぜならば、自身のお金ではあるものの余裕資金でなかった場合、又は借入で購入していた場合には、非常に高い確率でその5年間の間に手元に現金が必要となり、含み損を抱えながらも売却せざるを得ない状況が訪れるからです。


更に、バークシャーは配当を支払っていないので株主からすると現金化は譲渡益しか有り得ません。となればやはり投資を確実にする為には最低5年間が必要であり、長期間の投資に借入は相応しくありません。


以上、バークシャーの株を購入する際に気を付けるべき3点を見てきましたが、どれも頭では理解出来るものです。しかし、実際にバークシャーの株式を購入する際には、自社株買い水準を遥かに超える金額で購入したり、保有した後に株価が少しでも上昇すると売却したくなってしまう衝動に駆られます。


私もその様な衝動に駆られている一人です笑。








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