ウォーレン・バフェット ウォッチャー

"投資の神様"と名高いウォーレン・バフェット氏をウォッチするブログ。同氏がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社の動向と関連する情報をフォローする。

バークシャー・ハサウェイ社のポートフォリオ (2016年3月31日時点)

バフェットがCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社が2016年3月末に保有していた上場株のポートフォリオが発表されました。ここで発表されているのは上場株である為、我々個人投資家もバークシャーがどの様な株を持っているかを知ることが出来ますし、ポートフォリオを真似することも出来ます。


但し、あくまで3月末に保有していた株である為、時間差がある点にはお気を付け下さい。また、これらのポートフォリオを管理しているのはバフェットではなく、部下のトッド・コムズとテッド・ウェシュラーの2人である為、どちらかが選んだ銘柄である点も知っておく必要があります。


それでは2016年1~3月の間にバークシャーが①新たに購入した銘柄と②追加で購入した銘柄を見ていきましょう。


①新たに購入した銘柄


新たに購入した銘柄はiPhoneでお馴染みのアップル(AAPL: Summary for Apple Inc.- Yahoo! Finance)です。IT嫌いのバフェットでは考えにくい銘柄の選択になります(色々なニュースで「バフェットがアップルを買った」と報じられていますが、恐らく間違いです)。iPhoneの売上がかつての伸びを見せていない中、ここ1年でアップルの株価は下落傾向にありました。そんな中、US$10億(約1,100億円)を投じての株取得になります。



②追加で購入した銘柄




今までも保有していて更に買い増したのが、上記の9銘柄になります。特に注目されるのが、こちらもIT系でお馴染みのIBM(IBM: Summary for International Business Machines- Yahoo! Finance)です。表にある通り、バークシャーは2011年よりIBMを保有していますが、平均取得価格(US$)が時価を上回っているだけでなく、2016年1Qの決算で16四半期連続で減収を記録する等、業績の観点からも決して芳しい状況とは言えません。IBMについては「今後2年で売却より購入の可能性が高い」とバフェット自身が発言していることからトッドとテッドの意向だけでないことがわかりますが、株価も業績も冴えない中、バークシャーが正しければ(長期的に業績が上向き、株価がそれにつられて上昇すれば)、莫大な利益を生む投資になるかもしれない可能性を秘めています。


今回はアップル・IBMとIT関連株が注目されていますが、クレジットカードでお馴染みのVISA(V: Summary for Visa Inc.- Yahoo! Finance)や商業銀行のバンク・オブ・ニューヨークメロン(BK: Summary for Bank of New York Mellon Corpora- Yahoo! Finance)といった従来から比重の高かった金融株も買い増していることも今回の特徴でしょう。







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